
今シーズン全4戦で行われるロードスターカップ/NA8/NB8/NCクラスも後半戦に突入した第三戦、シリーズチャンピオン争いもまだまだ行方がわからない。
午前中の予選でポールをとったのはNB8クラスの77清水隆広、そこにNA8クラスの1山形卓、上位陣はNA8/NB8が入り乱れてのスターティンググリットとなった。
12:30、今年の猛暑を物語るようにこの日も気温29度、湿度85%というジメジメした天候の中、この日最初のレースがスタートを切られた。ポールからスタートした77清水がその座を奪われることなく快走しチェッカーを受けたが1山形もそこに何度もくらいついてゆくといった激しいレース展開、また三番手争いも激しく、見ごたえのあるレースが行われた。
NB8・総合優勝の77清水は表彰台で「ポールツーウィンは気持ちいいでしょうね?」の問いかけに「いや、かなり大変でした。次戦まで間が開いていますが必勝体制で臨みます」と話していた。
NA8クラス優勝、総合2位の1山形は「抜くことは無理でした。これからも頑張ります」とコメントをし、NCクラス優勝の144Aquira Stanleyは「デビュー戦だったので緊張しました。ガレージの方々のおかげで勝てました。もっと練習して早く走れるようになりたいです」と話している。
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富士チャンピオンレース 第4戦
第二戦となるこのクラス、午前中の予選では4太田侑弥が唯一の57秒台に入り1‘57,148でポールポジションを獲得、スターティンググリットは第1戦の上位三台と同じ4太田侑弥、7市丸聡、90本吉正樹の順となった。
今年の猛暑を象徴するかのように蒸し暑いこの日も、決勝スタート前の13:00には晴れ・気温33℃・路面温度50℃でドライコンディッション。決勝は13:20にスタートがきられ、トップから好スタートで飛び出した4太田はその座をキープ、一方2番手から7番手までは各周回順位が入れ替わる接戦となる。
その集団の中でも5番手スタートの77なかむらたかひろが周回を重ねるごとに順位をあげ、4周目には2番手のポジションを奪う。しかしトップを守る4太田は2〜7番手のバトルを尻目にどんどん引き離しにかかり、レース中盤には77なかむらとの差は10秒以上になっている。
トップでチェッカーを受けたのは、ポールからの快走で安定した走りを見せた4太田、次に77なかむらが入り、後半でさらに激しくなった3番手争いで表彰台の一角に上がれたのは7市丸聡だった。
これで2連勝を重ねた4太田は表彰台にお子様と一緒にあがり「パパは格好良い?」とのインタビューに、照れながらも満面の笑みで「うん!」と答えていた。
ザ・ワンメイクレース祭 夏の陣
ザ・ワンメイクレース祭 夏の陣で行われた第3戦は、予選・決勝ともに灼熱の中で行われた。
予選3位までは、第2戦と同じオーダー。決勝では4太田がポールショットを決め、2位スタートの7市丸が食い下がっていくが、徐々に差を拡げられ、4太田が開幕三連勝を飾った。2位には7市丸が入るが、車両違反があった為、失格となった。6番手スタートの77なかむらが1周目・2周目にポジションを上げ、そのまま3位チェッカー2位となった。 3位スタートの90本吉が一度は順位を下げるが、すぐに戻すもそれ以上は上げられず、4位チェッカー3位となった。
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第3戦を迎えたこのクラス、予選で好タイムを出したのは2分07.072とコースレコードを更新したNB6クラスの44斎藤良、しかしグリット降格のペナルティで7番手からのスタートとなる。このレースでは5台のマシンが予選でペナルティを受けてしまう結果となった。
決勝スタートのポールポジションはNA6の7茂木文明、続いて1小林弘典、62前田圭紀の順。決勝ではスタートから激しいデットヒート、2周目の1コーナーでは三台並んで進入するくらいの差だ。
その後もストレートを通り過ぎるNA6/NB6クラスのマシンはほとんどが前車とのタイム差が1秒以内というダンゴ状態。毎周マシンが集団になって通り過ぎトップも毎周入れ替わっているほどの激戦となる。
デミオクラスの方は予選トップの550近藤貴久が安定した走りを見せ快走を続けている。レース後半になっても1小林と62前田の差は1秒以内で最終ラップまで激しい争いを続けたが、0.6秒差トップでチェッカーを受けたのは1小林だった。
表彰台では「いつも激しいレースになるので、周回数を間違えないように気をつけていました、最終ラップで抜けたのはあそこしか無いと思ったので頑張りました」とコメント。
デミオの550近藤は「暑かったけれど、下準備をしっかりやったので上手くいきました」と話していた。
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こちらも毎回激しいバトルが繰り広げられるクラス。今回予選でポールを取ったのはロードスタークラスの1雨宮恵司、それに65高橋和雄、11パパ ヤクルトンと今回も強豪が揃っている。N1000クラスでは39田中忍がトップからのスタートとなる。
決勝のスタートがきられる15:00、各車スターティンググリットに付いた頃にはコース上の所々で雨が落ちてきた。しかし晴れているところは日差しも強いというレース中の展開が読めない天候になってきている。
そんな天候の中スタートはきられ、各車きれいなスタート。序盤から上位5台がかなりの接近戦、毎周回トップが入れ替わるような激戦でストレートを駆け抜ける時もほぼこの5台が横に並んで行き、見ている方には “楽しい” レースを魅せてくれている。
ロードスタークラスの接戦の次にはN1000クラスも上位が接戦、こちらも激しいレース展開となった。誰が勝つのかチェッカーを受けてみないと全く読めないようなこのレースを制したのは予選4番手スタートの67サカボン、続いて18大野俊哉、65高橋の順となった。
N1000では45村田賢、デミオでは103R.P.M/Hが勝った。激戦を終え勝ち抜いた67サカボンは「嬉しいです!汗でシャンプーが出来そうなくらいになっています」と話していた。
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富士チャンピオンレース 第4戦
折り返し地点の第4戦となるこのクラス、ポールを取ったのはSuper-FJクラス若干17歳の43中野貴功、2番グリットはベテランの5中嶋修、次には77DRAGON。
FJ1600クラスでは08年のシリーズチャンピオンで圧倒的な強さを見せた1見栄張る週末派がこのレースに戻ってきて堂々のトップ、そこに0渡辺義人、56川村和希の順となっている。
16:00のスタート時には暑いながらもこの時点では完全に曇りになってきていて、所々の雨というのも相変わらず続いている。スタートでは好スタートを決めたベテラン5中嶋が前に出る、しかし若いパワーもこれに喰らいつきダンロップコーナーで抜き返し、徐々にその差を広げていっている。
FJ1600では、まさか?の1見栄張る週末派が一周目で順位を7番手まで落としてしまうがやはり08年のチャンピオン、ここから怒涛の追い上げで後半には0渡辺との激しいトップ争い。決勝レース中にもかかわらずコースレコードも更新している。
優勝したのは43中野、そこに5中嶋、21太田と続き、表彰台では大ベテランに囲まれて初々しい中野が中央に立った。
FJ1600はチェッカー時には0.03という接戦、勝ったのは0渡辺、続いて1見栄張る週末派が入った。表彰台で0渡辺「今日勝てたのは本当に嬉しい!」とコメント
ザ・ワンメイクレース祭 夏の陣
ザ・ワンメイクレース祭 夏の陣で行われた第5戦。Super FJは2戦休んだ48松井(孝)が優勝し、シーリーズチャンピオンへ一歩近づいた。2位には77DRAGON、3位には78清水が入初の表彰台に立った。
FJ1600はクラス4位からスタートした56川村が最終ラップに72WATARUを抜き初優勝。2位には72WATARUが入り、クラストップからスタートした0渡辺が3位に入り、FJ1600クラスシリーズチャンピオンを獲得した。
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4クラス入り乱れてのこのレース、予選から各クラスのトップはコースレコードを更新しての争いとなった。
総合ポールポジションを決めたのはNA1600クラス12なかむらともき、2番手にはシルビア-180クラスの17望月大地、MR2トップは総合7番手7阿部恵一、N1600は総合9番手の40柳本文彦となっている。
今日のラストレースになるこのレースの開始時刻は17:00、予報では雨が降り出すとされていたが、先ほどまでの天候とあまり変わりない状態でのスタートとなった。
スタート時に上位2台が少々遅れをとり、代わりに総合5番手スタートの17望月が好スタートでトップに出る、そこに続く12なかむら、前半では4秒近い差があったものの、徐々にその順位を縮め5周目にプリウスコーナー先でトップを奪い返した。その後もクラスは違うもののこの2台、毎周バトルを続けて、最後に制したのは12なかむらだった。
表彰台では「シルビアが速かったのでびっくりしました。次回もここに立てるように頑張りたいと思います」と話している。
総合2位、シルビア-180クラス優勝の17望月は「こんな暑い中のレースでしたが自信につながりました。次回につなげます」とコメント。
MR2クラスでは78谷田伸行が勝ちN1600クラスは40柳本が優勝した。
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