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2010/5/22 Sat. 23 Sun 富士チャンピオンレースシリーズ 第3戦 ダイジェスト



4時間耐久レース

 富士チャンピオンレース第三戦は毎年恒例の4時間耐久レース、昨年までは第一戦にこの耐久レースが行われてきたが、今年は中盤の第三戦目に行われた。
 クラス区分はAE111、N1000、N1400、シルビア・180、デミオ(N1)、ロードスター、アクシオGTの7クラスとなっている。このレースでのポイントもシリーズの中で重要になってくるので、毎年、どのドライバー同士が組むのか?誰のマシンで参戦するか?またこの一戦だけに出場してくるドライバーなど直前まで各エントラントやドライバーにとって試行錯誤がある一戦だ。

 5月22日(土)ドライコンディションの中で行われた予選は、二回に分けて行われ総合トップでポールポジションの座に着いたのはシルビア・180クラス17号車のアクレ・エース・クレスコシルビア、Aドライバーの望月が1分59.239のタイムを出している。そこに続くのは同じクラスの96アバンテ・ミットランドシルビア、三番手にはAE111トップの10阿部技研フルスロIDIトレノ、次にはカローラアクシオ43東海気熱☆WeedAXIOGTと続く。上位集団にシルビア・180、AE111・カローラアクシオ、中段グループがN1400、ロードスターが占め、後方集団がN1000、デミオとなっている。

 翌23日(日)は朝から雨模様、スタート直前の気温は15.5度、路面温度17.5度と肌寒い決勝日となった。ポールの17シルビアのうち二人はD1ドライバー、「決勝が雨だったら嬉しい」と事前に話していたような天候だ。
 12:54SCカーによるローリングが開始し4時間のレースが始まった。スタート直後から好タイムをマークしてトップに立ったのは43カローラアクシオ、3周目から21周目までトップにいたのだが、55分経過したところで100Rを過ぎたあたりでマシンをストップさせてここでレースを終えてしまった。
 他の上位陣も前半はかなりの波乱状態、ポールの17シルビアもマシントラブルで何度かピットインを繰り返し96シルビアも4周目にトラブルで順位を下げている。各クラスルーティーンのピットインが行われ出した開始一時間後に上位を占めていたのはAE111クラス、続いてN1400にロードスターが食い込んできているといった展開。
 天候のほうは予報どおり雨がその後も強く降ったりして、コースコンディションはあまり良くない様子で、今回のレースはいつにも増して天候のせいで見えにくかったのかペナルティや黒旗が多く感じられた。

 荒れた天候の中、4時間のレースを制したのはAE111クラスの46EVOLEX大建ADRμレビンの溝口・浅野組、表彰台では「慎重に行きました、最後まで残ろうとだけ考えて走っていたら勝てました」と話している。N1400クラスでは22IDI松田良ワコーズ小倉82のみかもと・小山・原子組「勝因はチームワーク」とコメント。
 シルビア・180クラスでは17アクレ・エース・クスコシルビアの望月・山下・日比野組「ラストまで車を横向かせながら走りました。路面も良かった!」と。ロードスタークラスは11京都奥村☆森&森本ロードスター、N1000は2IDIワコーズ西砂Tヴィッツ君が優勝した。






Rank No. Class Class
Ranking
A Driver B Driver C Driver D Driver
1 46 AE111 1 溝口 司 浅野 哲夫    
2 10   2 宮崎 敏 阿部 立 難波 憲博  
3 45   3 吉井 豊 しむら ひろふみ いわした よしひと  
4 90   4 市丸 聡 本吉 正樹    
5 22 N1400 1 みかもと ひろし 小山 雄一 原子 卓也  
6 5   2 水谷 明彦 山口 崇 藤田 憲也  
7 0   3 戸敷 直人 小野田 篤士 三井 修 深山 功平
8 21   4 大竹 直 デパマン石渡 岩崎 興吾 塚田 利郎
9 25   5 宇田川 雅訓 斉藤 和実 桑原 耕平 平岡 顕二郎
10 2 N1000 1 あおき みのる てらだ ただし    
11 11 ロードスター 1 パパ ヤクルトン 朝倉 潤司    
12 65   2 高橋 和雄 中島 哲也    
13 54 N1000 2 山田 健 渡辺 大喜    
14 67 ロードスター 3 サカボン 村上 博幸 田辺 良輔  
15 17 シルビア180 1 望月 大地 山下 広一 日比野 哲也  
16 16 N1000 3 篠原 憲生 中島 千絵    
17 40 AE111 5 中川 達彦 柳本 文彦 中村 徹  
18 48 N1000 4 ナカジー 竹村 紀幸    
19 24 ロードスター 4 芝田 敦史 高橋 信博    
20 27 N1000 5 矢口 真吾 新山 いわお 島田 利法  
21 96 シルビア180 2 西田 広一郎 高橋 勇生    
22 41 N1000 6 佐藤 英二 石本 昌人    
23 12   7 小西 省一 小池 正明    
24 88 ロードスター 5 阿部 恵一 中村 智博 折橋 昇  
25 83 N1000 8 松本 英之 菊井 洋章 小板橋 政敬  
26 79 ロードスター 6 鷲頭 政信 佐藤 和徳 石川 真人 福嶌 稔大


Formula4

 F4東日本シリーズ第3戦は富士チャンピオンレースと併催された。もてぎ・菅生・筑波と東日本のサーキットを転戦し、富士で走るのはこの一度だけとなっている。
 予選でポールを取ったのは、72チームNATS・正義056の金井亮忠、そこに80藤原弘学、8服部晃輔と続き、ここまで2戦連続優勝している11金子昌広は4番手からのスタート。11:25のスタート予定時刻にはかなり雨が強く降ってきていて、2周にわたりセーフティーカーが入るセーフティーカースタートとなった。
 視界は悪いもののスタートはアクシデントもなくクリアスタートが切られた。レースの結果としては72金井が逃げ切ったものの、2位争いはかなり熾烈。三周目に二番手になった8服部と追い上げてきた11金子の接戦が毎周続き、残り2周で11金子が前に出て72金井、11金子、8服部の順でチェッカーを受けた。
 72金井は「やっと勝てました!金子さんも2連勝しているので、それに負けないようにこのまま連勝を続けてシリーズチャンピオンを狙いたいです」とコメントしていた。


Rank Car No. Name
1 72 金井 亮忠
2 11 金子 昌広
3 8 服部 晃輔
4 80 藤原 弘学
5 5 植田 正幸
6 14 見栄張る週末派


 

FJ1600/S-FJ

 富士Super-FJ地方選手権シリーズ/富士FJ1600シリーズ第三戦、土曜日の予選ポールを取ったのは、今回の富士にはスポット参戦のS-FJクラス48リールジョージスピリッツKKSの神子島みか、FJ1600クラスでは72NATS・IDI SK96のWATARUとなった。
 翌日ウェット路面での決勝レース、スタートから危なげの無い走りで好調に走った48神子島がそのままトップでチェッカーを受け、続いたのは予選も二番手からスタートの47松井宏太、3位には予選総合10番手スタートの2尹建祚が追い上げて表彰台に立った。FJ1600も優勝・2位は予選の順に72WTATRU、0渡辺義人、3位には4番手スタートの11麓悠太郎となった。
 48神子島は表彰台で「チームがスポット参戦でも協力していただいてここに乗れました。ありがとうございます!昨年は2位だったので真ん中に立ててとても嬉しい!」と喜びを話している。72WATARUは「自分では納得のいかないレースだったのですが、嬉しいです。こちら(今回二位の渡辺義人選手)のポイントリーダーに負けないように頑張ります」とコメントをしていた。


S-FJ

Rank Car No. Name
1 48 神子島 みか
2 47 松井 宏太
3 2 尹 建祚
4 22 赤堀 憲臣
5 5 中嶋 修
6 21 太田 浩

FJ1600

Rank Car No. Name
1 72 WATARU
2 0 渡辺 義人
3 11 麓 悠太郎
4 73 大岩 政裕
5 23 松本 朋樹
6 20 木村 貴洋


 

AE111

 6月12・13日開催の「ザ・ワンメイクレース祭 2010 富士」が開幕戦となったレビン/トレノAE111クラス。
 予選では、昨年のこのクラスのチャンピオン4太田が2分01.456でポールを獲得。0.8秒差で28矢口、7市丸と続いた。決勝は4太田がきれいにスタートを決めるも、4位スタートの90本吉が2位スタートの28矢口のインをつくがそのままコースオフ、8位まで後退する。その間に7市丸が2位に上がり、28矢口は3位で1コーナーをクリアした。
 しかし、90本吉は2周目には4位までもどし、その後7市丸と28矢口の2位争いが激化し、4太田が余裕の独走。7市丸から徐々に離された28矢口は8周目には90本吉に抜かれ、最終ラップには7位スタートから順位を上げてきた77なかむらにも抜かれ、5位フィニッシュに終わった。
 圧倒的な強さを見せ2位に15秒以上差をつけてゴールした4太田がポールtoフィニッシュを決め、昨年からAE111に出場したレースで4連勝を飾り「ショートレイアウトでも、がんばります。」と豊富を語った。
 2位は7市丸、3位はコースオフするも、すぐにポジションを戻し、追い上げた90吉本。ジリジリと追い上げたが0.4秒届かず4位に入った77なかむらと続いた。


Rank Car No. Name
1 4 太田 侑弥
2 7 市丸 聡
3 90 本吉 正樹
4 77 なかむら たかひろ
5 28 矢口 真吾
6 91 窪田 範明


 

 

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