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2008/11/16 Sun 富士チャンピオンレースシリーズ 第6戦 ダイジェスト



N1400

この時期の富士スピードウェイとしては、気温が12度とけっこう高く、湿度は100%と最終戦までも雨に見舞われた第6戦の最初の決勝レースはN1400クラスだ。
スタート時には雨も上がりほんの少し陽射しがさしてきたが路面はセミウェット状態。このクラスは21大竹・29小山・11白井・27小林・15あおきの5選手がシリーズチャンピオンを狙える位置にいる。予選では21大竹直がポールをとり、チャンピオン争いに大手をかけた。
スタート後、上位はほぼ予選の順位のまま周回を重ねるが、レース中盤になり、最終コーナーあたりではかなり雲が低く落ちてくる。トップの21大竹と二番手の78デパマン石渡の差はほぼ等間隔だが、三番手29小山と四番手22みかもとがかなりのデットヒートを繰り広げ、ほぼ並んでチェッカーを受ける形になった。
優勝してシリーズチャンピオンを決めた29大竹は「念願のシリーズチャンピオンとポールトゥウィンをとれてありがとうございました!」と表彰台で語った。


シリーズチャンピオンインタビュー N1400 大竹 直

念願のチャンピオンが取れました。05.06.07とシリーズ2位がやっとでした。今シーズンは雨が多かったですね、雨の中でのレースはあまり好きではないですし、今日も霧が最後まで少し舞っている悪天候でしたが、そんな中でチャンピオンが取れたのはとても嬉しいです。来シーズンも出場する予定でいますので、連勝出来るように頑張りたいです。


第6戦 決勝リザルト
Rank No. Name
1 21 大竹 直
2 78 デパマン石渡
3 29 小山 雄一
4 22 みかもとひろし
5 46 吉井 豊
6 27 小林 哲也
年間ランキング
Rank No. Name
1 21 大竹 直
2 29 小山 雄一
3 27 小林 哲也
4 78 デパマン石渡
5 11 白井 利明
6 15 あおき みのる


2008 富士チャンピオンレース
シリーズ 年間表彰式


ファイナルラウンドとなる第6戦終了後、恒例となっている富士チャンピオンレースの年間表彰式が富士スピードウェイピット2階のクリスタル・ルームで盛大に行われた。
先程までライバルとしてシリーズチャンピオンがかかった接戦を繰り広げてきたドライバーやチームスタッフも、終了してしまえば同じレースを戦った仲間として、一緒に食事をしながら楽しそうに歓談や交流している風景があちらこちらで見られる。
前回の第5戦までにシリーズチャンピオンが決まってしまっているドライバーや、今回第6戦ではレースが無かったクラスのドライバーもこの表彰式には駆けつけ、まず各クラス上位ドライバーの表彰が行われ、その後は来シーズン新しく加わるマシンのカローラアクシオGTや、デミオなどの詳細なども発表された。
車をとりまく環境が厳しくなっている昨今だが、やはり「自分とマシンで競争したい」と思っている若手からベテランまで、多くの人々が集まっていた。

ロードスターレース

こちらも6選手がシリーズチャンピオンを争える位置にいるという激戦のクラス。優勝こそないものの、確実にポイントを重ねてきた21あすかが41ポイントでトップにいるが、65高橋・14里山と一ポイント差でここにつけている。
スタート時には雨は落ちていないものの、路面は依然セミウェットでレースが終わるまでどのようになるのかわからない天候になってきた。レースのほうはスタートから熾烈な争いがトップから中盤まで繰り広げられてゆく。
ポールシッターの16野呂が4周目までトップの座を守ったものの、5周目に予選8番手からスタートした47サカボンにその座を奪われる、7周目にはなんと上位6台がコントロールタワーを通過するあたりで、まだダンゴ状態という激しいレースとなった。このデットヒートを制してチェッカーを最初に受けたのは47サカボンだった。
激戦のシリーズチャンピオンを決めたのは3位でゴールした14里山勉だ。47サカボンは「とにかく大変でした!喉が渇いた」と話す。


シリーズチャンピオンインタビュー ROADSTER 里山 勉

今年はスプリントの三回がすべて雨でした。雨が嫌だというかたも多いと思いますが、自分は雨に助けられました。ロードスターは雨の中でも扱いやすいマシンだと感じています。楽しめればいいとだけ思い出場したシーズンですが、このクラスは毎回接戦も続き、シーズンを通して参加しているほうもやはりとても楽しかったです。来シーズンも出場する予定です。


第6戦 決勝リザルト
Rank No. Name
1 47 サカボン
2 16 野呂 宗幸
3 14 里山 勉
4 1 雨宮 恵司
5 65 高橋 和雄
6 44 わがままミチオ君
年間ランキング
Rank No. Name
1 14 里山 勉
2 65 高橋 和雄
3 47 サカボン
4 21 あすか
5 1 雨宮 恵司
6 16 野呂 宗幸


 

FJ1600

ここまでの全戦をポールトゥウィンで早々とシリーズチャンピオンを決めている1見栄張る週末派が、このレースでも予選でポールポジションを決めた。これで勝てば、シリーズ全戦ポールトゥウィンの記録が出来るのだが、フォーメーションラップに出る時にエンジンがストールしてしまう。全車が通り過ぎた後になんとかエンジンがかかり、コースインして行くが、これで最後尾スタートとなってしまった。
ポールシッターが空いたままスタートしたレースは、予選三番手だった0渡辺が好スタートをきりトップに踊りでる。その背後に予選7番手からスタートした11麓がジャンプアップしてつけている、何度となくこの2台もバトルを繰り広げているが、レース半分を過ぎた頃には最後尾スタートとなってしまった1見栄張る週末派がどんどん追い上げて来て、一時的には二位まで上がっていた。
その後最終ラップで痛恨のスピンをしてしまい、7位ゴールとなったがやはり速さは見せ付けた。優勝は0渡辺義人。


シリーズチャンピオンインタビュー FJ1600 見栄張る週末派

チャンピオンは取れるかな?とは思っていましたが、ここまでいけるとは自分でも思いませんでした。大変嬉しいです。もっと、若手のドライバー達に来られるかとも思っていましたが、皆さん速さは持っているけれどまだまだ決勝ではどうしてもミスがあって今シーズンは自分が取れたのだと思います。今年はとにかくお天気に翻弄されて、精神的にはとても辛いシーズンでした。(第5戦終了時)


第6戦 決勝リザルト
Rank No. Name
1 0 渡辺 義人
2 2 小島 雅也
3 29 松川 亮
4 37 関根 正人
5 7 高梨 寛也
6 72 蕨 雅樹
年間ランキング
Rank No. Name
1 1 見栄張る週末派
2 0 渡辺 義人
3 2 小島 雅也
4 37 関根 正人
5 7 高梨 寛也
6 3 瀬川 健児


   

N1000/DEMIO

N1000クラスのポイントリーダーは2てらだ、17ポイント差で39船木と続いている。予選では39船木がトップタイムを出し、ポールポジションの座を射止める。45村田・2てらだといった順だ。
デミオは55近藤がポイントランキングのトップ、しかし10ポイント差で103R.P.M/Hが続いていて、こちらは今回優勝した方がシリーズチャンピオンとなる。
このレースのスタート直前に回りが急激に暗くなって雨が落ちてきた。フォーメーション中に1コーナーあたりの降雨量がかなり酷くなり、オイル旗&ライトオン表示が出されたスタートとなった。荒れた路面の中、ポールからスタートした39船木が45村田の追従を受けながらも終始トップをキープしてチェッカーを受ける。
2台しか出場していないデミオは103R.P.M/Hがかなり追い上げ、レース中盤からは55近藤と一騎打ちの状態。N1000クラスと混走の中、4位・5位のところでデットヒートとなっていたが、55近藤が逃げ切ってチェッカーを受けた。
N1000クラス優勝の39船木は「これでシーズン2勝は出来たけれどチャンピオンは取れなっかった」と話す。シリーズチャンピオンは5位に入った2てらだが獲った。


シリーズチャンピオンインタビュー N1000 てらだ ただし

今シーズンは全戦雨にみまわれましたけれど、1・2戦の最終ラップでトップに出て2連勝できたのがシリーズチャンッピオンを目指す気持ち的にもかなりはずみになりました。3戦目では気合が入りすぎてダメになってしまい、優勝は逃してしまいましたが、最終戦の今回では8位以上でチャンピオンが決まるのでとにかく最後まで手堅く走りました。


シリーズチャンピオンインタビュー DEMIO 近藤 貴久

このレースの表彰台では思わず涙がこぼれました。第1戦でエンジンを壊してしまい、マシンを直してと1からのスタートでしたが、そこから調子が良くなっていき、8月のレースで二年ぶりに勝つことが出来ました。そしてそれから波に乗って三連勝することができました。スタッフの方々に感謝しています。このシーズンは5レース中3レースが雨でしたが、自分にとってはこの悪天候が味方をしてくれたと思います。


N1000

第6戦 決勝リザルト
Rank No. Name
1 39 船木 宏
2 45 村田 賢
3 49 山口 浩昭
4 54 山田 健
5 2 てらだ ただし
6 7 深沢 雅文
年間ランキング
Rank No. Name
1 2 てらだ ただし
2 39 船木 宏
3 45 村田 賢
4 54 山田 健
5 7 深沢 雅文
6 50 辻戸 伸公

DEMIO

第6戦 決勝リザルト
Rank No. Name
1 55 近藤 貴久
年間ランキング
Rank No. Name
1 55 近藤 貴久
2 103 R.P.M/H


   

AE111

このクラスの決勝開始時には、ストレート上は雨が上がっているように見えているがコカコーラコーナーあたりではかなりの水しぶきが上がっていて、かなり難しい路面状態になっているようだ。
ポールを決めたのは7市丸、4太田、90本吉とそれに続く。シリーズチャンピオン争いは今回の予選順位4番手につける5小島がポイントトップにいるものの、5番手の28矢口までチャンスは残されている。難しいコンディションの中、決勝スタートが切られポールからスタートした7市丸が、終始トップを守り優勝したが、2位争いも激しい上に7市丸とも接戦が繰り広げられ、目の離せないレースとなった。
レース後半では2位のポジションについた90本吉が何度となく7市丸に襲い掛かるが7市丸がなんとか守りきる。7市丸・90本吉・5小島の順でチェッカーを受けた。
表彰台では7市丸「今シーズンは早さに欠けていてなかなか勝てなかったので嬉しい」90本吉「これで精一杯でした」5小島「5位以内ならチャンピオンだと思っていたので手堅く走った」とコメント。


シリーズチャンピオンインタビュー AE111 小島 寛之

今シーズンは毎戦天気が悪く、そんな中、1戦減って(第2戦が悪天候で中止)しまったので、なんだか今年はシーズンが短く感じました。AE111での三年目の参戦で、チャンピオンが取れてたいへん嬉しいです。今日の雨のレースは無理をしないように、とにかく最後までコース上に残れるようにと、落ち着いて確実に走りきりました。


第6戦 決勝リザルト
Rank No. Name
1 7 市丸 聡
2 90 本吉 正樹
3 5 小島 寛之
4 77 なかむら たかひろ
5 35 植村 泰樹
6 46 溝口 司
年間ランキング
Rank No. Name
1 5 小島 寛之
2 7 市丸 聡
3 0 宮崎 敏
4 28 矢口 真吾
5 4 太田 侑弥
6 90 本吉 正樹


   

ロードスターカップ

NA6CE 年間ランキング
Rank No. Name
1 22 小林 弘典
2 14 小笹 哲律
3 15 毛塚 広幸
4 42 唐木 賢司
5 3 宮崎 健一
6 57 日比野 厚
NA8C 年間ランキング
Rank No. Name
1 34 増田 真彦
2 1 山形 卓
3 82 森脇 晴紀
4 8 菊池 聡
5 39 草野 俊博
6 92 沖田 篤佳

NB8C 年間ランキング
Rank No. Name
1 29 松本 朋樹
2 77 清水 隆広
3 21 新井 敏克
4 95 佐々木 誠司
5 28 川本 康樹
6 49 加藤 大善
NB6C 年間ランキング
Rank No. Name
1 41 八田 新一
2 44 齋藤 良
 
 

AE101/SILVIA/MR2/NA1600

AE101 年間ランキング
Rank No. Name
1 64 杉岡 謙広
2 18 石川 真人
3 55 實 尊利
SILVIA 年間ランキング
Rank No. Name
1 16 西田 広一郎
2 60 塩谷 烈州
3 32 手塚 広
4 96 岡田 竜也

MR2 年間ランキング
Rank No. Name
1 7 秋葉 康隆
2 78 谷田 伸行
3 41 中村 徹
4 40 阿部 恵一
NA1600 年間ランキング
Rank No. Name
1 36 わっぱや
2 77 なかむら たかひろ
3 37 秋元 優範
4 31 高橋 賢一
5 73 小宮 伸介


   

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