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2007/10/14 Sun 富士チャンピオンレースシリーズ 第5戦 結果



N1000/DEMIO

4台によるトップ争いを河原が制し初優勝
デミオクラスはR.P.M/Hが圧勝で2連勝を達成

 今年はヴィッツのワンメイクレースと化してしまったN1000クラスと、デミオクラスによる混走レース。予選は、N1000クラスは最後の最後で辻戸が2分20秒066をマークしてポールを獲得。デミオクラスはR.P.M/Hがトップタイムを出していたが、他車への追突によるペナルティで最後尾スタートとなってしまう。
 決勝はオープニングラップの1コーナーで2番手スタートの深沢が辻戸のインに入り込みトップに。そして2周目、辻戸が他車との接触により最後尾まで順位を落としてしまうと、深沢、山口、てらだ、河原の4台がトップグループを形成。数珠繋ぎになり、チェッカーを受けるまで、抜きつ抜かれつの激しいバトルを繰り広げ、9周目にトップに立った河原が、そのまま逃げ切り優勝した。トップから4位までの差が0秒901といえば、その白熱ぶりもわかるというもの。一方、デミオクラスは最後尾スタートのR.P.M/Hが1周目でクラストップに立つと、総合でも7位に入る圧勝だった。


N1000
Rank Car No. Name
WINNER 423 河原まさゆき
2st 7 深沢雅文
3rd 10 山口浩昭
DEMIO
Rank Car No. Name
WINNER 103 R.P.M/h
2st 51 坂口昌也
3rd 23 北田辰男


 




ロードスターカップ

予選では10台がコースレコードをマーク
各クラスのシリーズチャンピオンも決定!

 NA6CE、NA8C、NB6C、NB8Cと、型式によりクラス分けされるロードスターカップ。最終戦となる今回は49台が参戦。ナンバー付きレースの人気の高さを証明してみせた。予選ではNB8Cで7台、NA8Cで2台がコースレコードをマーク。NB6Cの八田もコースレコードを出すが、1台のみのエントリーのためレースは不成立となっている。
 決勝、スタートではポールの加藤が出遅れ、2番手スタートの藤巻がトップに、4番手スタートの松本が2番手に浮上。松本は加藤にテールトゥノーズで食らいついていくが、4周目の最終コーナーで新井に並ばれ、3番手に後退。代わって新井が加藤を追うも届かず、藤巻がトップでチェッカーを受けた。NA6CEはポールスタートの唐木が逃げ切るが、後の車検で車両違反により失格。宮下が繰り上がりで優勝し、同時にシリーズチャンピオンも獲得した。NA8Cはクラス3番手スタートの草野が初優勝。なお、NA8Cは佐々木、NB8Cは佐藤がシリーズチャンピオンを獲得している。


NA6CE
Rank Car No. Name
WINNER 4 宮下 進
2st 22 小林弘典
3rd 14 小笹政昭
NA8C
Rank Car No. Name
WINNER 39 草野俊博
2st 95 佐々木誠司
3rd 10 大竹美枝子

NB8C
Rank Car No. Name
WINNER 98 藤巻信夫
2st 96 吉田健太郎
3rd 21 新井敏克
 

 




N1400

0秒022差で馬杉が大竹から逃げ切り優勝
8番手スタートの矢口が5台抜きで3位に

 28台のEP82スターレットがエントリーしたN1400。予選は大竹が3周目に2分9秒732でトップタイムをマークすると、5周でピットへ。前戦で2位に入賞している馬杉を筆頭に大竹のタイムを捕らえようとするが、誰も9秒台には入れられず。わずか5周しかしていない大竹のポールポジションが決定した。
 決勝は予選4番手の白井がエンジントラブルのため出走できず、4番手グリッドが空いた状態でスタート。「スタートがバッチリ決まった。イン側スタートなので、後ろからインに入られることがなかったのもよかった」という2番手スタートの馬杉が1コーナーでトップに。それに大竹、吉井、小山が続きトップ4台が縦に並ぶ。この争いで馬杉は一時3番手まで順位を落とすが、残り2周でトップを奪うと、大竹と激しいデッドヒートを繰り広げ、0秒022差で逃げ切りフィニッシュ。3位には前戦優勝、予選8番手の矢口が5台抜きを演じて表彰台を獲得した。


N1400
Rank Car No. Name
WINNER 89 馬杉秀昭
2nd 21 大竹 直
3rd 19 矢口真吾


 




ロードスターレース

里山が鼻差でトップチェッカー
桐葉学院の3台が表彰台を独占!

 前戦で優勝、シリーズランキングでも2位につける富士のベテラン、マナブが不参加となったロードスター。予選では14台中7台がコースレコードを更新する中、シリーズランキングトップの高橋を抑え、桐葉学院の星野、野呂、里山がトップ3を獲得。そして、このチームメイト同士の3台が、決勝でも大バトルを演じることとなる。
 決勝レースは、星野、野呂、里山、高橋の4選手それぞれが一度はトップに立つという、デッドヒートを繰り広げる。しかし、4周目に高橋がコカコーラコーナーでアウト側に膨らみ6番手まで落ちると、桐葉学院3台の争いに。ファイナルラップの1コーナーで星野が里山のインをさしてトップに立つが、最終コーナーで星野のスリップに入った里山がフィニッシュライン手前で差し返し優勝。その差は0秒027。「狙っていました。最終コーナーでスリップに入れるラインでいけるようにして、計算どおりですね」と里山。


ROADSTER
Rank Car No. Name
WINNER 14 里山 勉
2st 15 星野宏元
3rd 16 野呂宗幸
 
 



AE111

太田が完璧な1日でポールトゥウイン!!
全戦表彰台の市丸がチャンピオンに輝く

 最終戦を迎えたAE111クラス。シリーズ争いは開幕戦の耐久レースで優勝し、第2戦と第4戦で2位と着実にポイントを獲得してきた市丸を、8ポイント差で第2戦優勝の藤木、20ポイント差で第4戦優勝の太田が追う。しかし、今回は藤木が不参加。太田は優勝し、さらに市丸がノーポイントで同点となり、優勝数でチャンピオン獲得と、市丸がかなり有利な展開となった。
 予選では太田が2分00秒736と、ただ一人コースレコードを樹立してポールを獲得。市丸は3番手スタートに。そして決勝でも太田はファステストラップをマークし、後続をどんどん引き離してポールトゥウインを達成。しかし、市丸が3位に入賞し、市丸のシリーズチャンピオンが決定した。「チャンピオンは無理だったけど、今日は予選から決勝まで一度もミスがなかった。最終戦を完璧なレースで締めくくれてよかった」と太田。シリーズでは藤木を逆転し、2位を獲得している。


AE111
Rank Car No. Name
WINNER 4 太田侑弥
2st 5 小島寛之
3rd 7 市丸 聡


 






 

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