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船木の逆襲、本格始動。オーバーフィフティの
オヤジ対決もいよいよクライマックスへ!
予選ポールは「打倒、深沢」の船木宏、2番手は深沢雅文。開幕以来、深沢に連敗を喫している船木は「10センチでもいい、最後は自分が前に出る」と目を光らせる。決勝レースでは船木、深沢が序盤で後ろを離し、終盤の対決にむけて体勢を整える。決戦の火蓋が切られたのは最終周の最終コーナー立ち上がり。2台は横並びでゴールをめがけるが、ストレートでラインがクロスするときに深沢は「一瞬アクセルを抜いてしまった」のが命とりとなり、最後わずかに船木におよばず。船木が念願の今季初優勝をあげた。「これで深沢さんとポイントが並んだ。最終戦はチャンピオンをかけて戦います!」(船木)。3位は元ネッツカップ車両のヴィッツで初参戦した村田 賢。デミオはランキングトップの辻戸伸公がマシントラブルでリタイヤ、近藤貴久が初優勝をあげた。
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「待ってました!」シティに勝機到来
しむら たかひろがスターレット勢を制す
気候が涼しくなるシーズン終盤は、熱に弱いシティにとって本領発揮のチャンス。しかも今回は安全のためプッシングが禁止され、スターレットは牙を抜かれた状態。シティには絶好の勝機となった。その中で行われた予選は、いわした よしひとがポール、2番手はしむらひろふみとシティ・ペアが上位につける。決勝はしむらがホールショット、いわしたは2番手、3番手には予選6番手の冥賀直文が浮上。スターレットの冥賀はこの後も速く、中盤にはいわしたをパスし、さらにトップのしむらを攻め立てる。が、7周目ダンロップコーナーで痛恨のブレーキロック、この隙にしむらは逃げて見事初優勝!一方、いわしたはオーバーヒートで後方へさがり、2位は冥賀、3位に新山いわおとなった。「冥賀さんと新山さんが絡んでくれたので、どうにか逃げられました」(しむら)。
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「プッシング禁止」を逆手にとって坂田が優勝!
2位は里山、「関西勢に負けてばかりいられません」
予選ポールはマナブがとるも「クルマが不調」と浮かない顔。いっぽう好調なのは里山勉、マナブと0.153秒差で2番手につける。決勝前半はマナブと里山がトップを競い、これに予選3番手の坂田竜一、あすからが絡む形に。中盤、ホームストレートで坂田がマナブ、里山を抜いてトップに躍り出るが、その後もあすかが坂田を抜くなど1位が目まぐるしく入れ替わりながら後半戦へ突入。10周レースの8周目、坂田を先頭にあすか、マナブ、里山らが集団で1コーナーへ。ここで里山がハーフスピン!この混乱に乗じて坂田は前へ抜け出し、さらに里山も運よくイン側から2番手へ浮上、マナブは後方へさがってしまう。最後は坂田がトップでチェッカー、2位に里山となった。「今回はプッシングの禁止が有利になった。あれ怖いから苦手なんよ(笑)」(坂田)。
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最終戦はウィンズ2台が一騎打ち!
早野が0.054秒差で優勝をつかみ富士の頂点に立つ
決勝は予選ポールの吉田宣弘が出走せず、優勝は、予選3番手でポイントリーダーの早野光宣、予選7番手からスタートでジャンプアップした藤原大樹、予選4番手の岸良一ら3台が争うことになった。レース序盤のトップは岸。が、インフィールドで徐々に早野、藤原が差をつめていき、12周レースの6周目1コーナーで早野が首位に立つ。2番手は藤原、岸は4番手にさがり、レース後半は早野と藤原の一騎打ちに。速さに差のない両者が勝負をしかけたのは最終周の最終コーナー。2台はサイド・バイ・サイドでストレートを疾走し、最後は0.054秒の僅差で早野が優勝、タイトルを獲得した。「最終コーナーから4速のまま引っ張りました、5速なら負けてたかも」(早野)。「早野君はタイトルがかかっていたので最後は彼に花をもたせました(笑)」(藤原)。
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