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2005/11/27Sun 富士チャンピオンレースシリーズ 第6戦 ダイジェスト



AE101/SILVIA/MR2

AE101

2戦2勝の新山いわおが、コースレコードをマークして得たポールポジションからスタートを決めて、2周目からは完全な独走状態へ持ち込んだ。新山は2位との差を5秒ほど保ちながら周回し、3戦で3勝目を挙げた。チャンピオンを決めたのは予選2位の熊谷巧。5周目にははやし こうたろうに逆転されて3位にドロップしたが「3位に入ればよかったんで、無難に行きました」と3位をキープしてチェッカー。念願のチャンピオン獲得にも「(新山に)勝って取ったわけではないので、もらったようなチャンピオン」と苦笑した。2位には7周目にファステストラップを叩き出して新山に迫ったはやしがゴールした。優勝の新山は「コースレコードも出したし、(チャンピオンを逃したのは)1回休んでいるから仕方ないね。できれば(混走の)MR2の前でゴールしたかった」とサバサバした表情を見せた。


第6戦ランキング
Rank Name
1 新山いわお
2 はやしこうたろう
3 熊谷 巧
年間ランキング
Rank Name
1 熊谷 巧
2 新山いわお
3 服部 正幸


SILVIA

「念願の6秒台に入れられた」と喜ぶ菅野良男が2分6秒321のコースレコードでポールポジションを獲得。スタートも決めて独走状態となったが、2周目のダンロップコーナーでブレーキをロックさせてオーバラン。これで2位の川辺ケイイチロウ、3位の日岐孝に距離を詰められたが、5周目には後続を引き離して、混走のAE101やMR2とのバトルに。菅野はAE101を従えたままクラストップでゴール。これでシリーズポイントは、2位でゴールした川辺と同ポイントで並んだが、3勝を挙げた菅野が初めてのチャンピオンを獲得。「ブレーキロックさせてからは逃げるのに一生懸命だった」と笑った。川辺は4戦全戦2位で涙を飲むことになった。


第6戦ランキング
Rank Name
1 菅野良男
2 川辺ケイイチロウ
年間ランキング
Rank Name
1 菅野良男
2 川辺ケイイチロウ


MR2

ポールポジションの桜井文人と既にチャンピオンを決めている谷田伸行がフロントローに並んでのスタート。1コーナーまでに一旦谷田が前に出るものの、ここは桜井が押さえてトップを守った。この2台のバトルにAE101が加わり、3台が競るようにコカ・コーラコーナーへ。ここで谷田が逆転トップに立つと、後続を引き離して1周を終了した。桜井は3台のAE101のトップ争いに巻き込まれ、なかなか自分のペースで走れない。この間に谷田は3周目にファステストラップを叩き出しながら桜井との距離を引き離していった。桜井も4周目にAE101のバトルから抜け出したが、谷田との差は既に5秒以上開いていた。桜井は後半もタイムが伸びず、結局谷田が2位の桜井に8秒以上の差をつけて今季3勝目。「レースやるんやったら勝たんといかんでしょう。来年も連覇を目指します」と谷田。前回優勝の岩田は精彩なく3位に終わった。


第6戦ランキング
Rank Name
1 谷田伸之
年間ランキング
Rank Name
1 谷田伸之
2 岩田 正

新生富士スピードウェイの
富士チャンピオンレースシリーズ
チャンピオンが決定!!




11月27日、雲一つ無い晴天の中、富士チャンピオンレース第6戦が行われ、すでに第5戦でシリーズを終え、チャンピオンが決定したFJ1600クラスとロードスターカップの4クラスに続き、残り10クラスのチャンピオンが最終戦で決定した。

年間全6戦で争われた富士チャンピオンレース。各クラス4戦(FJ1600は5戦)のポイントの合計で、チャンピオンが決定した!レースでは、鎬を削ったドライバー同士だったが、和気藹々とした雰囲気の中、表彰式当日レースの無かったFJ1600、ロードスターカップと表彰は進んでいった。

受賞者は、クリスタルトロフィー、楯、記念品、御協賛いただいた各社からの賞品を受け取った。全てのクラスの表彰が、無事終了した後の歓談では、舞台上で記念撮影をしたり、ドライバーやメカニックなどがお互いの健闘をたたえながら、終始和やかな雰囲気の中、楽しい時間が流れていった。そして、無事表彰式も滞りなく進み、田代組織委員長の中締めの後、来年の健闘を誓いながら、表彰式はお開きとなった。

ロードスターレース/AE111

AE111

太田重蔵、高木崇が同ポイントでシリーズトップに並んだ最終戦。予選でもこの2台がコースレコードをマークしたが、太田が唯一2分0秒台でポールを獲得した。激しい一騎打ちが期待されたが、高木はスタートで予選3位の市丸聡にかわされ3位へドロップ。しかしそれでも高木はヘアピンで2位を奪回。しかし既に太田は1秒以上のリードを築いていた。トップの太田と2位の高木の差は徐々に開いていき、さらに高木は藤木学と市丸に追いつかれてしまった。6周目のコカ・コーラコーナーで藤木が2位へ。しかし高木もヘアピンの進入で前に出るが、オーバーして藤木に並ばれる。それでも高木も何とか2位を死守。しかし7周目の1コーナーで藤木が再び2位に浮上して、高木は市丸にもかわされ4位へドロップしてしまった。後続のバトルを尻目に太田は独走で今季3勝目を挙げてチャンピオンを獲得。「これまでトラブルが続いていたけどレースの前に原因が分かったので、今日はいけると思いました」と太田は満足そうな表情を浮かべた。


第6戦ランキング
Rank Name
1 太田重蔵
2 藤木 学
3 市丸 聡
年間ランキング
Rank Name
1 太田重蔵
2 高木 崇
3 市丸 聡


ロードスターレース

今回6位以上でゴールすればチャンピオンの佐々木義正は予選5位。優勝して逆転チャンピオンを狙う予選3位の雨宮恵司はスタートミス。ヘアピンコーナーでポールスタートのマナブ(藤木学)がオーバースピードで大回りをする間に予選2位の八田新一がトップに。いっぽう佐々木はダンロップコーナーでまさかのスピンを喫し、14位まで大きくポジションダウンした。トップ争いは2周目から八田とマナブによるコンマ1〜2秒差の一騎打ち状態に。3周目の1コーナーでマナブがトップを奪うと、2台はテールtoノーズ状態で後続を引き離してバトルを展開。激しい接近戦は最終ラップの1コーナーで八田がイン側から並んで前に出た。しかしダンロップコーナーのブレーキング勝負でマナブが再び逆転してコンマ103秒差で優勝。ふたりとも「楽しいバトルだった」と口をそろえた。チャンピオン争いは、雨宮が3位となり、8位までリカバリーした佐々木が初戴冠。「(1周目のスピンは)当たった感触はないんですが、普通あんな回り方しないですよね。ポイントのことは知らずにレースをしてました」と語った。


第6戦ランキング
Rank Name
1 マナブ
2 八田新一
3 雨宮恵司
年間ランキング
Rank Name
1 佐々木義正
2 雨宮恵司
3 マナブ


   

N1000/N1400/DEMIO

N1000

前回優勝のベテラン・深沢雅文が唯一2分20秒台のタイムで初ポールシッターとなる。こちらもベテランの船木宏はヴィッツレース用の車両をコンバートして予選2位。今季2勝を遂げ前回チャンピオンを決めている福村憲一郎は3位となった。決勝は深沢が1周目から飛び出して3周目には2位に6秒ものリードをつけて独走。その後もリードを10秒近くに広げて2連勝を飾った。「来年からは参加台数も増えるだろうし、盛り上がるといいね」と余裕のコメント。福村は4周目に船木をかわしてそのまま僅差ながら逃げ切り2位となった。


第6戦ランキング
Rank Name
1 深沢雅文
2 福村憲一郎
3 船木 宏
年間ランキング
Rank Name
1 福村 憲一郎
2 深沢 雅文
3 山口浩昭


N1400

3連勝でチャンピオンに王手の村田賢は予選7位からのスタート。15点差でシリーズ2位の大竹直はポールスタートで、優勝して村田の結果を待ちたいところ。大竹はスタートも決めて、1周目から後続のバトルを尻目に独走状態に持ち込んでいった。しかし村田は1周目に6位に上がると2周目には2位争いのグループに加わり、3周目には4位、4周目には3位、そして9周目には2位に浮上して自力でチャンピオンを決定した。優勝の大竹は「ずっとチャンスはあったのに(村田に)勝てなかったんです。最終戦で勝てたので今年はこれでOKです」と笑った。


第6戦ランキング
Rank Name
1 大竹 直
2 村田 賢
3 鈴木俊之
年間ランキング
Rank Name
1 村田 賢
2 大竹 直
3 岩崎興吾


DEMIO

ポールポジションは3戦2勝の辻戸伸公が獲得。第2戦で優勝したR.P.M/H(都築稔)が僅差の2位につけた。スタート直後の1コーナーで混乱があり、R.P.M/Hがクラストップに躍り出ると、そのまま辻戸との間にヴィッツを挟みながら周回。最後は辻戸との差を5秒以上離して今季2勝目を飾った。


第6戦ランキング
Rank Name
1 R.P.M/H
年間ランキング
Rank Name
1 辻戸伸公
2 R.P.M/H
3 近藤貴久


   

NA1600/N1600

NA1600

2連勝中のなかむらたかひろがひとり1分56秒台に入れてポールポジションを獲得。2勝目を挙げて同点チャンピオンを狙う高橋賢一は4位からのスタートとなった。ところがフォーメーションラップでなかむらが緊急ピットイン。レースは予選2位の小宮伸介がレースをリードしてコカ・コーラコーナーを通過するあたりで、なかむらがピットを離れた。1周を終えてなかむらはトップから17秒3遅れの最後尾。ここからなかむらの怒涛の追い上げが始まった。次々にN1600クラス車両を抜き去り、5周目にはファステストラップをマーク。7周目に2位の椎野雅之が反則スタートでドライブスルーのペナルティを受けると、一気に2台を抜き去り2位に浮上。さらに10周目のストレートでとうとうトップを奪い、最後は2位の小宮に5秒以上の差をつけて3連勝を決めた。なかむらは「プラグキャップが外れかけていたようで、メカニックが押してくれたら直りました。100点満点。メカのおかげです」と声を弾ませた。


第6戦ランキング
Rank Name
1 なかむらたかひろ
2 小宮伸介
3 高橋賢一
年間ランキング
Rank Name
1 なかむらたかひろ
2 高橋賢一
3 小宮伸介


N1600

シリーズランキングトップの大久保聡、5点差で2位の伊藤俊治がそろって欠場のために、自動的に大久保がチャンピオンを獲得。今回ポールポジションを獲得したのは3位表彰台の経験もあるAE92の新間伸子だった。予選2位にAE86の山口崇、3位にAE92の熊谷日出夫がつけた。1周目に山口が遅れて、新間がリードを築いた。2周目に熊谷をかわした山口が2位に上がり、ここからファステストラップをマークしながら新間との距離を狭めていった。7周目には2台の距離は1秒以内に縮まりテールtoノーズ状態に。しかし9周目には新間もベストラップを刻んでリードを守った。ファイナルラップで2台の差はわずかに0秒16。しかし何とか新間が0秒135の差で逃げ切って優勝を決めた。


第6戦ランキング
Rank Name
1 新間伸子
2 山口 崇
年間ランキング
Rank Name
1 大久保聡
2 伊藤俊治
3 新間伸子


   

ロードスターカップ

年間ランキング

NB8C
Rank Name
1 新井敏克
2 西原昌伸
3 石渡幸治
NA8C
Rank Name
1 斉藤嘉浩
2 相澤雅尚
NA6C
Rank Name
1 安井忠史
2 深谷義宣
3 三枝孝志


   

FJ1600

年間ランキング

Rank Name
1 後藤優太郎
2 みか姫
3 井川高博

   

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