ファイナルステージは藤巻、八田、増田が コースレコードのオマケ付きでポール・トゥ・ウィン!
最終戦の決勝は、「3度目の正直」で優勝したい藤巻信雄と、2連勝を狙う西原昌伸、NAながら際立った速さを見せる八田新一、2年前のチャンピオンで今年初登場の増田真彦がトップ集団を形成することに。結果、NB8Cクラスは藤巻が総合1位で念願の今期初優勝を獲得。「レース中は西原さんと早いNAに貼り付かれて、焦りっぱなしでした(笑)」。西原は最後まで藤巻と接戦を繰り広げるも、クラス・総合とも2位に終えた。NA6CEクラスは、総合3位で八田が優勝。「今日はレコードを出せたので満足です。」NB8Cクラス優勝は増田。「決勝での予選のレコードをさらに塗り替えられなかったのが、少し心残り」。
シルビアクラスは菅野がレコード達成で優勝、 2位の川辺も「久々のバトルでとても楽しかった!」
シルビアクラス優勝は菅野良男。菅野は予選1位を獲得するも、スタート直後、複数台の接触に巻き込まれて順位を下げる。しかし残り2周でトップの川辺ケイイチロウの背後に迫り、ファイナルラップは2台並んでホームストレートへ突入。そしてゴールライン直後、菅野は川辺のスリップに入り前へ出ることに成功、優勝をもぎ取った。「レコードも出せて大満足です!」と菅野。MR2は桜井文人が予選で唯一2分3秒台に入れてレコードをマーク、ポールを獲得するが、スタート後の接触でリタイヤ。岩田正が優勝した。AE101は熊谷巧が優勝したが、「スタート後の接触は、自分が原因。本当に申しわけない」とコメント。
元チャンピオンはやっぱり強かった!? 今年一番の絶好調で雨宮がポール・トゥ・ウィン
予選ポールは2年前のチャンピオン、雨宮恵司。2番手に「富士は第3戦以来」の佐々木義正。3番手は「勝つために7キロ減量した」あすか。決勝では、プラグの外れるトラブルであすかはポジションダウン、雨宮、佐々木がトップを争う展開となった。雨宮は決勝でも出だしから絶好調、対する佐々木はマフラーの不調でストレートが伸びず、雨宮についていくのがやっとの状態。2台は連なってファイナルラップへ突入、1コーナーで佐々木が前へ出るも、最終コーナー立ち上がりは雨宮が再び前へ。佐々木は抜き返しならず、雨宮がトップでチェッカーを受けた。「今日は2年ぶりの優勝、しまもポール・トゥ・ウィン。嬉しいです」と雨宮。
今日こそ勝ってランキングをひっくり返す!」 逆転チャンピオンを賭けて大竹が宿敵・村田に挑む
N1400クラスは「今日こそ村田さんに勝つ!」とやる気満々、ランキング2位の大竹直は2番グリッド。大竹の宿敵でランキングトップの村田賢は4番グリッドからスタートとなった。決勝では大竹が1周目でまさかのスピン、10番手に下がり、一方の村田は2周目でトップに浮上する。「負けてなるか」と必死の大竹は、レース中盤には村田の背後を捕らえ、さらに残り2周のホームストレートで村田をかわすことに成功。しかし最終周、パナソニックコーナーで大竹がアンダーを出した、その隙に村田が再び前へ。並んでゴールを目がけていく2台、最後は僅差で村田が先にチェッカーを受けた。「あきらめなくて良かった」と村田はニッコリ、「くやしー!(笑)」と大竹。
みか姫、鮮やかな2台抜きで2連勝を達成、 チャンピオンはザップスピード後藤優太郎の手に
最終戦ポール・ポジションは井川高博、2番手に若井美尚、3番手は前回のウィナー、みか姫が続く。決勝レース1周目は井川がトップを押さえ、続いて5番グリッドから浮上した後藤優太郎、みか姫の順でコントロールラインを通過。しかしその直後、みか姫は後藤のスリップにつけると1コーナー手前で後藤、井川の2台を一気に抜いてトップに躍り出る。さらにこの後、後藤のコースアウトで後藤が乱れたことで、みか姫はいっそう有利に。最後はみか姫が2番手に井川に3秒以上の差をつけてチェッカー、2連勝を飾った。「予選はブレーキの調整を間違ってしまって。決勝はいける自信がありました」(みか姫)。