NB8Cクラスのウィナー、西原昌伸は 「優勝はもちろん、表彰台も初めてです!?」
NB8Cクラス優勝は、レース歴2年、これが初優勝となる西原昌伸。予選はクラス2位で4番グリッドにつけるが、コースアウトするクルマなどを抜き去り1周目で2番手に浮上、さらに快進撃を続け、2周目のホームストレートで先頭に立つと、最後までトップを譲ることなくチェッカーを受けた。「よい師匠に恵まれたのと、前の晩によく寝たのが勝因(笑)」と西原。NA8Cクラス優勝は斉藤嘉浩。予選1位につけるも、スタート直後の1コーナーでコースアウトを喫しポジションダウン。が、「これでお尻に火がつきました(笑)」と追い上げをはかり、見事首位の座を奪還した。NA6Cクラスは宮崎健一が優勝した。
必勝宣言果たし、ついに高木が太田に勝利 同ポイントに並ぶ二人、第4戦天王山!?
PPは、これまで太田重蔵に2連敗を喫し、逆襲に燃える高木崇。太田は2番グリッドにつける。先手を打ったのは太田、抜群のスタートを決めホールショットを奪うと、そのまま序盤に逃げ切るべくハイペースで周回を重ねた。が、高木を引き離すことはできず、2台はまたしてもテール・トゥ・ノーズの激戦に。そしてレース中盤、タイヤがきつくなったのか太田が徐々にペースダウン。機を窺っていた高木は7周目最終コーナーで太田をかわし、念願の優勝をつかみとった。「今回は必勝体制で挑みました。勝てたのはみんなのおかげ、嬉しいです!」(高木)。これで高木と太田は同ポイント、第4戦が天王山となる。
新山いわおが余裕のポール・トゥ・ウィンで2連勝 MR2谷田とAE101熊谷がガチンコ勝負で2位争い!?
PPはAE101の新山いわお。これにMR2の桜井文人、AE101の熊谷巧が続く。決勝では「MR2はスタートもストレートも速いから、最初で逃げたい」新山が早々に独走態勢へ。その後ろでは桜井がスタートでエンジンがかぶってしまいリタイヤ、これでMR2ただ一人となった谷田伸行が3番手へ浮上する。さらに谷田は前を行く熊谷の背後をも捕らえ、2台は激しい2位争いを展開した。10周レースの5周目、谷田は熊谷をかわすも、依然2台は絡みながら最終周へ突入。ラストは新山が余裕のポール・トゥ・ウィン、続いて谷田、わずかに遅れて熊谷が3位でチェッカー。シルビアNクラスは総合7位で日岐孝が優勝した。
N1400は村田賢が2連勝。 DEMIOクラスはR.P.M/Hが初優勝で「結婚15周年のよい記念になりました!」
N1400クラス優勝は村田賢。村田は3番グリッドからスタートし、3周目でトップに立つと、大竹直とテール・トゥ・ノーズで周回を重ねながら最後まで首位を守りきった。村田は「最後でトップに立てればよいと思っていたので、計算通り」とニンマリ、「てっきりもう1周あると思っていたら、まさかのチェッカー。ファイナルラップで前へ出る計算だったのに、悔しい〜(笑)!」と大竹。DEMIOクラス優勝は、レース歴5年、これが初優勝のR.P.M/H。「結婚15周年のよい記念になりました。辻戸君(今回2位)も次男誕生おめでとう!」とR.P.M/H。N1000クラスは福村憲一郎がポール・トゥ・ウィンを飾った。
「今度はオレが決めてみせる!?」 なかむらたかひろ、最後尾からの逆襲劇
NA1600は、予選中のピット作業違反によるペナルティで最後尾スタートとなったなかむらたかひが、鬼のように追い上げでレース中盤にはトップに立ち、2連覇を達成した。「第1戦で高橋(賢一)さんが最後尾から優勝したでしょ。自分も成し遂げなければと思った」となかむら。一方、不運だったのが椎野雅之。PPを獲得しながら、クラッチ・トラブルで図らずもフライングスタート、ピットストップのペナルティを課せられ優勝権を失った。「前回もマシントラブルで勝ちを逃した。次こそは万全の体制で頑張ります!」と椎野。N1600裏巣は「今回はクルマがバッチリでした」と語る伊藤俊治が優勝した。
待ってました!? 女性ドライバーみか姫がとうとう決めた、ポール・トゥ・ウィン!?
開幕によりキレのある走りで注目を集めていた女性ドライバー、みか姫がPPを獲得。予選2番手はランキングトップの後藤優太郎、これにランキング3位の井川高博が続いた。決勝では1周目ヘアピンで後藤がスピンを喫し、14番手までポジションダウン、みか姫の単独走行を許す形に。これに歯止めをかけるべく追い上げを見せたのが井川。後半はトップタイムを出し続け、最終周にはみか姫の真後ろまで詰めるが、前へ出ることはかなわずチェッカー。みか姫がポール・トゥ・ウィンを決めた。「今日はすごくよいセッティングで、他のマシンだったら絶対に勝てませんでした。チームの人に感謝、感謝です」(みか姫)。