ベテラン太田と若手の高木が一騎打ち!? 「もう2位はいらない」さらに燃え立つ高木の闘志
一番の注目は、第1戦で完璧な勝利を挙げたベテラン太田重蔵と、2位に甘んじ「次こそは太田さんに勝つ」と闘志を燃やす若手ドライバー、高木崇の対決。はたして決勝は、高木の宣戦布告通り、二人の熱い一騎打ちとなった。トップを走る太田に、執拗な追撃を仕掛ける高木。勝負がついたのは最終周ホームストレート、ここで2台の差が開き、またしても優勝は太田がさらって行った。「高木君うまいね。楽しかったけど大変だった」と太田。「完敗。もう2位はいらない、必ず太田さんに勝って優勝します」と高木。第3戦の行方も目が離せない!?
NA1600はなかむらが優勝、第1戦の雪辱を果たす N1600は、ノーメンテのマシンで大久保2連勝!?
NA1600クラスは、第1戦でトップを走りながらもマシントラブルで入賞を逃した、なかむらたかひろがポール・トゥ・ウィン。「スタートは失敗したけど、すべて予定通り!」とニッコリ。2位は椎野雅之。クラス最後尾グリッドからスタートし、序盤ではコースアウトする波乱もあったが、粘り強い走りで、最後は見事表彰台へ上がった。N1600クラスは大久保 聡が優勝。何でも彼のマシンはノーメンテ、もう何年もオイル交換さえろくにしていないとか。「いつ壊れるかわからないから、エンジンをいたわりながら走りました(笑)」。
MR2で4輪レースデビューの桜井、デビュー・ウィン目前にしてマシントラブル発生!?
MR2クラスは、FJ1600出身で、これが4輪レースデビューとなる桜井文人がポールを獲得、2番グリッドは谷田信行。レースでは谷田がスタートでトップに立ち、桜井がこれを追う形に。レース中盤、次第に桜井が差を詰めていき、抜き返しなるかと見えたその時、桜井のマシンがペースダウン。優勝は谷田が手にした。「うちのマシン、いつも夏に壊れるんです(笑)」と桜井、秋以降の活躍に乞うご期待!? AE101クラスの優勝は、「後ろが見えなくなっても、まだ心配でした(笑)」と語る新山いわお、シルビアクラスは菅野良男が優勝した。
前川が2連勝、後藤は再び悔しい2位に 3位表彰台には、女性ドライバーみか姫が登場!?
第1戦に引き続き、前川忠洋がポール・トゥ・ウィンで2連勝。「今回はなかなか後藤君を引き離せなくて、前回より厳しかったです」と前川。一方、2位の後藤優太郎は「また前川君を抜けなかった。ドライビングを改善するしかないです」と悔しさを見せた。そして3位は、その名も可憐な女性ドライバー、みか姫!「最後は歌いながら走ってました」と笑顔で語る彼女は、12歳の時から4年間レーシングカートに参戦、今年の春FJデビュー。女の子とは思えない積極的なドライビングで、第1戦から注目を集めていた。今後の活躍が楽しみ!?
とうとう関西人に持っていかれた!? 「化け物」のごとき走りで西のマナブが圧倒的勝利
「今回は関西人に持っていかれました!」と、第1戦のウィナー、佐々木正義に負けを認めさせたのは、関西から遠征してきたマナブ。予選は2'10.246と、2番手の佐々木と1秒617の差をつけてポールを獲得。決勝でも、周りから「化け物」と囁かれるほどの速さを見せつけ、圧倒的な勝利を飾った。一方その後ろでは、佐々木とあすか、星野宏元が2位争いを展開。師弟関係の佐々木とあすかは連携して勝ちを狙うも、結果は佐々木が2位、星野が3位、あすかは4位で終えた。単独でも速く走れるようになれば、あすかの優勝も夢じゃない!?
旧富士コースレコード保持者、山本が帰ってきた!? ポール・トゥ・ウィンで完璧な復活を果たす
2003年NB8Cクラス・ランキング2位、旧富士コースレコード保持者である山本周平が、同クラスへ1年ぶりに復活。しかもレースは期待通り、ポール・トゥ・ウィン! 山本は「後半はタイヤが終わっていて、スピンしちゃいました。新富士のセッティングはこれからです」とコメント。NA8Cクラス優勝は、FJ1600出身の相澤雅尚。「やっぱりNBクラスは速い! 歯が立ちません(笑)」。NA6CEクラスは、安井忠史が「相変わらずスタートは苦手」と苦笑しながらも、2連覇を達成。安井の連勝を食止めるには、スタートを制すべし!?